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スパーブルームコラム

体組成計を活用して実年齢より若返られる!?

コラムをご覧いただき、ありがとうございます!
パーソナルトレーニングジム スパーブルームの江崎です。

今回は「体組成計を利用することで体を実年齢より若くする」をテーマに今後数回にわたって色々とお伝えできればと思います。

自分と同世代なのに、自分より若々しい、元気な人を見ると自分も負けていられないなと思うことはありませんか?
もし、そう感じたのであれば、まず取り組むべきは体組成の改善です。
体組成とは体を構成する筋肉、体脂肪、骨などの組織の事を言います。
そのバランスが崩れる事で体形が崩れて、年齢以上に老け込んでしまいます。
体重や体脂肪率だけを意識するのではなく、しっかりと体組成全体をチェックして、ご自身の体を客観的に見てみることが大切になります。
そして、取り組むべき課題は、体組成計が明確に教えてくれます。
ご自身の体組成を把握し、トレーニングに励み、きちんと栄養を摂取する。少しずつではありますが、外部からの見た目はもちろん、内部からも体が若返ります。

実年齢は変えられませんが、体年齢は若返ることができます。

1)そもそも体組成とは?

人は見かけによりません。同じ身長、体重でも過食や運動不足の生活を行っている人と、日常的に運動を行っている人では、その中身はまったく別物です。
筋肉量や体脂肪量、骨量、体水分量などの割合が違うということです。

体を作るこれらの成分を体組成といい、この体組成を分析するとその人の本当の姿が見えてきます。

人体は水分、タンパク質、脂質(体脂肪)、ミネラルなどから構成されていて、体組成の分析はこの分子レベルでの構成を重視しており、そこから筋肉量や、体脂肪量、骨量などを割り出しています。

運動不足だと加齢とともに筋肉量と骨量が減少してしまい、体脂肪量は増えやすくなります。また、水分量は筋肉量に比例するので、加齢で水分量も減ってしまうと、皮膚のみずみずしさも失われていきます。
また、筋肉が少なくなると体の動きが悪くなり、姿勢が悪くなりやすく、体脂肪量が増えすぎると生活習慣病になる可能性も高くなります。

このように、体組成のバランスが崩れると実年齢よりも老けて見えてしまいます。

こうしたエイジングにブレーキをかけるのが運動と食事の改善であると考えられます。

運動と食事の改善により筋肉量を増やし、体脂肪量を減らす事で体組成のバランスが改善され体の内側からのアンチエイジングに繋がります。

2)なぜ体重やBMIだけではダメか?

ダイエットでやはり気になるのは体重だと思います。
実際肥満かどうかの判断においても身長と体重で計算するBMI(body mass index)が使用されています。
日本ではBMI25以上が肥満であり、病気にかかるリスクが最も低いのはBMI22と考えられていて、理想体重と言われています。

では、なぜ体組成を知る必要があるのかということですが、それは同じ体重とBMIでも体組成が異なり、体重とBMIだけをモニターしていては体作りが正しく行えないためとなります。

肥満とは、単に体重が重いだけではなく、無駄な体脂肪が溜まった状態をいいます。つまり体重に占める体脂肪の重さ=体脂肪率が高いことを指します。BMIは体脂肪率と相関関係があるため肥満の判定に用いられています。

しかし、運動をせず食事制限だけで体重を落とそうとすると筋肉が減って体脂肪があまり減らない場合があります。たとえ今の体重がBM22の理想体重で、見た目が太って見えなくても、体脂肪率が肥満レベルを超えている「隠れ肥満」になっている人は少なくありません。

逆に、筋骨隆々のボディビルダーが筋肉で体重を増やすと、体脂肪率は低いのにBMIは25以上の肥満と判断されることも考えられます。

体組成を自分で変えられるのは、筋肉量と体脂肪量です、体重やBMIに惑わされず、体組成をモニターしながら筋肉と体脂肪のバランスを考えていることが大切になります。

■身長、体重での肥満判断と理想体重の計算方法
BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
理想体重(㎏)=22×身長(m)²

BMI値
痩せ18.5 普通18.5~25未満 肥満度1 25~30未満 肥満度2以上 30以上

3)体組成の仕組みとは?

体組成を教えてくれる体組成系ですが、その原理はどのようなものでしょうか。体組成計が測るのは体の電気抵抗です。ごく微弱な電気を流し得られた抵抗値から体組成を分析しています。これを生体電気インピーダンス分析法(BIA)といいます。インピーダンスとは「抵抗」という意味ですね。

電気抵抗でなぜ体組成がわかるのか。それは体内を満たす水の性質にあります。水は電気を通しやすく、水が多いほど抵抗は低くなります。水分をたくさん含む組織の代表は筋肉です。筋肉が多いほど抵抗値は低くなり、反対に水分をほとんど含まない体脂肪は電気を通しにくいため、体脂肪量が多いほど電気抵抗は高くなります。そして電気抵抗はモノの断面積が広いほど小さく、長いほど大きくなります。

よって、体組成計の計算方法としては、

電気抵抗の値から体を満たす体水分量を求める⇒除脂肪量の73%は水分なので、体水分量で除脂肪量を出す⇒体重から除脂肪量を引き算すると、体脂肪量がわかる⇒除脂肪量に比例するミネラルとタンパク質を計算する。※BIA法による基本的な考え方であり、詳細なアルゴリズムは体組成計のメーカーによって異なるようです。

4)体組成計の歴史

人間は飢餓との闘いが長かったことで、食べて体重が増えるのは喜ばしいことでありました。健康測定機器メーカーの「タニタ」が体重計を「ヘルスメーター」として販売したのは1959年です。体重が健康(ヘルス)のバロメーターになることにちなんだネーミングだそうです。

その後、飽食の時代に突入し、肥満が増えると、体重の増えすぎは不健康であり、生活習慣病の引き金になることが判明しました。なかでも過剰な体脂肪が問題とされ、タニタは乗るだけで体重と体脂肪率を測る世界初の体組成計を1992年に発売しています。

発売当初は業務用で50万円と高額で、2年後の1994年には家庭用の体脂肪計が約4万円で発売されました。それから、さらに研究が進み、内臓周辺に溜まる内臓脂肪が生活習慣病と深く関わるという研究結果から、内臓脂肪レベルや、筋肉量、基礎代謝量を測る商品が2003年に発売されました。これが体の組成を測れる事から“体組成計”として命名されたそうです。それから月日が流れこの体組成計が身近なものとなり、家庭や、トレーニングジムなどで広く普及しています。

以上、本日はここまでとさせていただき、「体組成計を利用することで体を実年齢より若くする」というテーマで、体組成や体組成計についてお伝えをさせて頂きました。

次回のコラムでは、この体組成計を例に各測定値の基礎知識の解説や、正しい使い方をお伝えさせて頂けたらと思っています。

是非、次回のコラムも読んで頂き、今体組成計を使用されている方はより良く体組成計を使用し、食事やトレーニングに励んで頂けたらと思います。

本日は、ここまでのお読みいただきありがとうございました!

体づくりのことでご相談がございましたら、是非スパーブルームまでお問い合わせくださいませ。

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