スパーブルームコラム
筋トレ初心者にお薦めする自宅で簡単にできる筋トレメニュー5選!
記事の監修
松本一輝パーソナルトレーナー
祖母の糖尿病がキッカケとなり、健康維持に関して精通し、病気にならないための健康な身体づくりに貢献したいと思いパーソナルトレーナーの道に進む。身体に関わる仕事であるからこそ、知的誠実性のある高いスキルと意識を持ったトレーナーとなるべく日々学び腕を磨いている。
身体づくりは、様々な要因が複雑に絡み合って成立しているため、それらを一つずつ汲み取り、適切な技術で、かつお客様が心地よく取り組んでいただけるサービスとしてご提供することを日々意識している。
【保有資格】
NSCA–CPT
夏も近づき、薄着をする機会も増え、ダイエットを意識する方も増える季節です。
ダイエットを意識し、筋トレを始めてみようと考えられる方も多いのではないでしょうか(^^♪
ただ、これまで筋トレをあまりしたことがない初心者の方は、そもそもどのようなトレーニングメニューを行ってよいのか、どんな形で取り組んだら効果が出るのか分からない方も多くいらっしゃいます。自己流で始めたものの効果を実感できず、途中で断念してしまう方や、また、間違ったフォームや無理なトレーニングを行ってしまい、最悪のケースでは怪我をしてしまう方もいらっしゃいます。
そこで、今回のコラムでは、筋トレを始めたばかりの初心者の方に知っておいてもらいたいこと、そして、自宅でも簡単に取り組んでもらえる筋トレメニューをご紹介させていただきます!
目次
まず知っておきたい筋トレの「分割法」と「全身法」について
いきなり筋トレメニューのご紹介をさせていただく前に、知っておきたい筋トレメニューの構成の考え方についてお伝えさせてください。
これを知っておくのと知っておかないのでは、取り組み方が変わってきてしまうので、、、
筋トレメニューの構成の仕方には大きく「分割法」と「全身法」という2つのパターンがあります。
まず、初心者の方にも是非知っておいて欲しいポイントです。
分割法
まず、最初に「分割法」のご紹介です。
「分割法」というのは、胸や背中、腕など身体を分割し、一度の筋トレで1〜2部位のみを鍛える方法を言い、「分割法」を効果的に取り組む場合には、少なくとも週に3回以上の筋トレ頻度が必要になってきます。また、種目数も増えるためフォームの習得も少し難しくなってきます。
中級者以上には適した手法ですが、初心者の方には少しハードルが高いといえるでしょう。
全身法
次に、「全身法」のご紹介です。
「全身法」とは、1度のトレーニングで全身を鍛える方法です。
同じ種目や類似する種目を中心に週に2回程度行うことを想定して行います。
同じ種目の実施回数が増えるので正しいフォームも身につきやすく、筋肉にも上手く刺激を与えられやすくなります。
「分割法」と「全身法」どっちがおすすめ?
それでは、気になる筋トレ初心者の方が「分割法」と「全身法」のどちらの方法を選ぶべきかということですが。。。
「分割法」ですと、筋トレを行う日が多いことに加えて、種目数も必要になってくるため、週に1、2回しかジムに通えない方やダイエット目的の初心者の方であれば「全身法」がお勧めさせていただきたいと思います。
筋トレの効果とメリット
次に、筋トレの効果とメリットを改めてご紹介します。
筋トレを始めたばかりの初心者の方でも、すでに知っていることも多いかもしれませんが、効果、メリットをしっかり理解しておくと、意識も変わってきて、効果も変わってきますので是非確認をしておいてください。ただ、こちらはもう知っているよという内容でしたら読み飛ばしていただいても大丈夫です!
健康寿命を延ばすことができる
健康寿命とは、人が「健康に生きていられる期間」のことです。
「健康に」というところがポイントです。
国が公表している「健康寿命」は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できている状態」と定義されています。
これは、つまり、自分の足でしっかり歩け、日常生活を制限なく生活していける状態で生きていられるということを意味しており、このような状態の期間を「健康寿命」と呼んでいます。
元気な方にしてみたら当たり前のことのように思われますが、実際、この健康寿命と平均寿命ではかなり差があることが分かっています。
以下が、2019年における日本人の健康寿命と平均寿命、そしてのその差をまとめた表です。
2019年度データ | 健康寿命 | 平均寿命 | 健康寿命-平均寿命 |
男性 | 72.68歳 | 81.41歳 | 8.73歳 |
女性 | 75.38歳 | 87.45歳 | 12.07歳 |
出典元:厚生労働省 統計情報・白書
見てもらって分かる通り、平均寿命と健康寿命とでは男性で約9年、女性で約12年少なくなっています。
誰しも、健康で元気に活動し続けていきたいと願うものだと思いますが、実際は、平均して男性で約9年、女性で約12年は日常生活を行ううえで支障のある状態の期間があるというが現実です。
この平均寿命と健康寿命の差を縮めるためには、重要なことが健康寿命を延ばすことです。
そして、その効果的な方法が筋トレをして体を鍛えることなんです。
筋肉は、単純に身体を動かすために必要なだけでなく、健康の維持にも大きく関わっていて、脳の活性化や生活習慣病やがんの予防、腰や膝の痛みを軽減などにも様々な効果が期待できます。 筋肉量は、何もしなければ30歳以降に1年に約1%の割合で減っていきますので、できるだけ早くから備え、鍛えていくことを意識したいですね。
出典元:東北大学プレスリリース
自分に自信が持てるようになる
筋トレをすると自分の理想の体型に近づきます。体型の変化は、最初は自分が気づきますが、次第に周囲の方も気づくでしょう。「痩せた?」、「スタイルが良くなったね!」ポジティブな反応は自己肯定感を高め、自信に繋がります。
生活習慣病の予防に繋がる
筋トレは筋力や身体機能を向上させるだけでなく、生活習慣病の予防にも効果的です。筋トレをしている人はしていない人に比べ、がんや心血管疾患、生活習慣病である2型糖尿病の発症リスクが10~17%低くなるという研究結果が出ています。
肩こりやむくみ、冷え性の改善に繋がる
肩こりやむくみ、冷え性の原因の一つとして、血行不良が考えられます。運動には、血管を広げて血行を促進する効果がありますが、逆に運動不足だと血行が悪くなります。デスクワーク中心の方々には大きな悩みですよね。こうした問題にも筋トレは効果的です。筋トレは筋肉を成長させるだけでなく、周辺の毛細血管の密度を増加させる効果もあるといわれています。血液を心臓に送り戻す機能を持ち、「第二の心臓」といわれるふくらはぎの筋トレや、下半身全体を使うスクワットがお勧めです。
美容に良い影響を与える
筋トレには、若返りホルモンといわれる成長ホルモンの分泌を促す作用が期待できます。成長ホルモンは皮膚の再生や毛髪の生え変わり、脂肪の分解を促進してくれる作用があり、美容のとって大きな味方になってくれます。
ストレス解消できる
筋トレをすると、幸せホルモンといわれるセロトニンや気分を高揚させるドーパミン、意欲を向上させるテストステロンが分泌されます。幸せホルモンのセロトニンは、精神を安定させる作用があり、特に高いストレス解消効果があると言われています。ストレスを軽減してくれる睡眠の導入にも関わるホルモンでもあり、スムーズな入眠に繋がります。
筋トレ初心者が気を付けるべき5つのポイント
ここでは、筋トレを始めたばかりの初心者の方に気を付けてもらいたいポイントを5つご紹介します。
是非、意識をしてもらいたいポイントですので、ご確認ください。
鍛えるポイントを意識すること
筋トレには「意識性の原則」と言われるものがあります。これは、筋トレを行う際に、「どこの筋肉を鍛えているのか?」、「なぜこのトレーニングをしているのか?」などの目的や目標を明確に意識することで効果が高まるという原則です。ただぼんやりとしたり、ながらで筋トレをするのではなく、集中して取り組むことで効果が変わってきます。
適切な負荷と回数を意識すること
筋トレで望む結果を出すためには、適切な負荷と回数が必要です。
筋トレが筋肉に与える効果には以下の3つがあります。
それは、①筋力向上②筋肥大③筋持久力向上です。
それぞれの効果を得るための反復回数はおおよそ決まっており、例えば、筋持久力を向上させるためには1セット当たり15回以上の反復が目安になります。数回しかできないような負荷では、筋持久力の向上は見込めません。自分の目的に応じた適切な負荷と回数を設定しましょう。
休養時間をしっかりとること
筋肉を成長させるために不可欠な3要素があります。
それは「運動、休息、栄養」です。
筋トレは、やればやるほど効果が上がるというものではありません。
トレーニングのやり過ぎは、疲労の増大やそれに伴うフォームの乱れや筋力低下に繋がります。最悪の場合はケガをしてしまうかもしれません。2、3日休んだからといって筋トレの効果が無くなることはありません。それよりも、万全の状態で集中して取り組めるよう体調を整えましょう。
栄養補給の重要性を理解しておくこと
前述したとおり、筋肉を成長させるためには栄養も大切です。
筋肉を大きくするにしても、ダイエットをするにしても食事を無視することはできません。
1日3食であることを考えれば、ある意味で運動より重要と言えるかもしれません。
特に摂取カロリーと消費カロリーの収支やたんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)の3大栄養素のバランスは身体作りにおいて非常に重要な要素です(それぞれのアルファベットの頭文字をとってPFCバランスと呼ばれています)。
ダイエットをするならば、消費カロリー>摂取カロリーになるような調整が必須です。PFCバランスは、たんぱく質20%、脂質20%、炭水化物60%程度を目安にするのがお勧めです。これらを間違ってしまうと、努力が成果として表れにくくなりますので、注意しましょう。
筋トレ前の準備と筋トレ後のアフターケアを忘れないこと
筋トレ前のウォーミングアップや筋トレ後のクールダウンの効果をご存じでしょうか?
適切に行えば、トレーニングの効果を上げるだけでなく、ケガの予防や疲労回復まで様々な恩恵を受けることができます。是非一度、試してみてください。
【ウォーミングアップ】
10分程度のジョギングと動的ストレッチ
<効果>
・パフォーマンスの向上
・ケガの予防
・心臓への負荷を軽減する
体温や筋温の上昇し、体中に血液を循環させることにより、筋肉の伸縮性が向上します。
【クールダウン】
・ジョギング→ウォーキング
・静的ストレッチ
<効果>
・疲労の軽減
・血圧の急激な低下を予防する
大きく2つに大別される筋トレの種類を理解しよう
筋トレには、コンパウンド種目(多関節運動)と呼ばれるものと、アイソレーション種目(単関節運動)と呼ばれるものがあります。そちらを説明させていただきます。
コンパウンド種目(多関節運動)
コンパウンド種目とは複数の関節と筋肉が関与するトレーニング種目のことです。
スクワットやベンチプレスなどが該当します。高重量を扱うことができ、同時に複数の筋肉に刺激を与えられるため効率的に鍛えることができます。
アイソレーション種目(単関節運動)
単一の関節・筋肉のみを鍛える種目です。
肘関節だけが動くアームカールなどが該当します。単一の筋肉しか働かない分コンパウンド種目よりも扱える重量は下がりますが、対象の筋肉に刺激を与えやすい特徴があります。
コンパウンド種目とアイソレーション種目の基本的な組み合わせ方
基本的にはコンパウンド種目→アイソレーション種目の順番で組み合わせます。
コンパウンド種目で全身をバランス良く鍛えた後に、細部を追い込みます。
筋トレメニューの前にご紹介の前に
それでは、ここからは、初心者の方に自宅で取り組んでもらえるおすすめの筋トレメニューを紹介していきたいと思いますが、、、具体的なメニューの紹介の前に、自宅で筋トレをする際に、ちょっと意識してもらいたいことをお伝えさせていただきます。
効果的に取り組むのによい時間帯
もっとも理想的な時間帯は、お昼過ぎから夕方頃といわれています。これは交感神経が関係しています。起床後は副交感神経から徐々に交感神経が優位に切り替わっていきます。体温や血圧などが最も適した状態になるのがこの時間帯で、筋力が高まり、ケガのリスクが低下します。朝食や昼食を食べて体内のエネルギーも満たされた状態であることもポイントです。
仕事がある日は難しいかもしれませんが、自由に時間が使える休日におすすめです。
週に何回程度を意識したらよいか
これはよく聞かれることですが、一般的には週に2回程度がおすすめと言われています。
週2回なら筋トレによる疲労や筋肉痛の回復に2~3日の回復期間を設けることができます。
オーバーワークにもなりにくく、効率的に身体作りができます。
多忙で時間がない方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしも長時間する必要はありません。
10分~20分程度の短時間でも、まったく運動をしないのとでは大きな違いが表れてきます。
隙間時間を見つけ、短期集中で是非取り組んでみてください。
準備するものはあるか
自宅で筋トレをするうえで、特に必須のものはありません。
ただし、直接床に手足を付けたり、寝そべって行う種目は、痛みを感じるかもしれません。その場合が、ヨガマットをおすすめします。ストレッチもしやすくなりますし、騒音や振動を軽減する効果も期待できます。
意識したいこと
意識したいことは、いきなり無理をしないということです。
モチベーションが高い時は、思いっきりやろうとしてしまいがちですが、筋力トレーニングに慣れていない方が、急にハードな筋トレを行うと翌日の筋肉痛や疲労に驚かれると思います。
特にスクワットなどの下半身のトレーニングは、追い込み過ぎると階段の昇り降りなどの日常生活動作すら辛くなります。身体作りは、一度の筋トレで大きな変化が出るものではなく、中・長期的に継続してできるものです。まずは、三日坊主にならないよう「これなら続けられる!」と思える範囲でやっていくのが長く続けられるポイントです。
初心者におすすめする自宅でできる筋トレメニュー5選
それでは、ここからは、具体的なメニューをご紹介していきます。
下半身全体を引き締めるスクワット
まず初めはスクワットです。
スクワットはキングオブエクササイズと言われるほど効果的なトレーニングです。
というのも、スクワットで鍛えられる下半身には全身の筋肉の60%以上がありますが、それだけでなく、体幹をまっすぐ 維持するための筋肉も使われます。
場所を選ばず手軽に行えるトレーニングですので、是非取り組んでほしいメニューとなります。
スクワットで鍛えることができる主な筋肉は、下記となります。
大殿筋 | お尻全体の大きな筋肉です。ここを鍛えることで脂肪燃焼効果やヒップアップ効果があります。 |
大腿四頭筋 | 太ももの全部にある筋肉です。複数の筋肉が集まっている大きな筋肉になるため、ここを鍛えると基礎代謝を上げるに繋がります。 |
ヒラメ筋 | アキレス腱から膝にかけての筋肉です。ここを鍛えるとふくらはぎが引き締まります。 |
【スクワットのやり方】
① 足を肩幅程度に開いて、つま先は少しだけ外側に向ける。
② お尻を突き出すようにして腰を落とす。※この時、息を吸いながら行います。
③ 膝が90度程度まで曲げる。
④ 立ち上がる。※この時、息を吐きながら立ち上がります。
<注意点>
1)②の腰を落とす時に、ひざがつま先より前に出ないようにする。
2)②の腰を落とす時に、ひざが内側に入らないようにする。
下半身を効率よく鍛えるフロントランジ
続きて、スクワットと同じく下半身を鍛える種目のフロントランジのご紹介です。
フロントランジはスクワットと異なり、片脚を前に踏み出した状態で腰を落としていくトレーニングで、スクワットと比較すると、踏み出した脚側に重点的に負荷がかかるため、強度が高くなります。
また、安定性が低くなるためバランス能力も同時に鍛えられる種目です。
フロントランジは、主に下記の筋肉が鍛えられます。
大腿四頭筋 | 太ももの全部にある筋肉です。複数の筋肉が集まっている大きな筋肉になるため、ここを鍛えると基礎代謝を上げるに繋がります。 |
ハムストリングス | 太ももの裏部分の筋肉です。ここを鍛えると基礎代謝が上がり、また、ヒップアップ効果や美脚効果もあります。 |
大臀筋 | お尻全体の大きな筋肉です。ここを鍛えることで脂肪燃焼効果やヒップアップ効果があります。 |
中臀筋 | 背中側のお尻の上にある筋肉です。ここを鍛えることで軸のぶれない体づくりができます。また、お尻に引き締め効果もあります。 |
【フロントランジのやり方】
① 両脚を揃えて立った状態から、片脚を大きく前に踏み出す。
② 背筋をまっすぐ伸ばしたまま、膝が90度になるまで腰を落としていく。※この時、息を吸う。
③ 前脚の踵で床を押すように元の位置に戻る。※この時、息を吐く。
<注意点>
②の腰を落とす時に、前脚のつま先とひざの向きを揃える。
大胸筋を鍛え、二の腕を引き締めるプッシュアップ(腕立て伏せ)
次にご紹介するのが、プッシュアップ。いわゆる皆様も知っている「腕立て伏せ」です。
上半身をバランスよく鍛えることができ、基礎代謝を向上させることもできます。
プッシュアップ(腕立て伏せ)は、主に下記の筋肉が鍛えられます。
大胸筋 | 胸の前面に広がる筋肉です。ここを鍛えることで、男性では男らしい胸板。女性ではバストアップにも効果的です。 |
上腕三頭筋 | 上腕の後ろ側にある筋肉です。ここを鍛えると、男性では腕を太くしたり、女性では二の腕の引き締め効果があります。 |
三角筋 | 肩の部分の筋肉です。実は筋量の多い筋肉となるため、鍛えることで基礎代謝の向上を図れます。肩こり解消にも効果的です。 |
腹筋/背筋 | お腹(腹筋)と背中(背筋)の筋肉です。いわゆる体幹と呼ばれる部分となり、ここを鍛えることで状態を安定させることができます。 |
【プッシュアップ(腕立て伏せ)のやり方】
① 床にひざをついて、両手を開いて床につける。※両手の間隔は肩幅の1.5倍程度が目安
② 膝を床から上げ、頭からかかとまで一直線になるようにする。
③ 肘を曲げていき身体を床に近づける。※この時、息を吸う。
④ 肩と肘が平行になるまで身体を下ろす。
⑤ 両手で床を押し、②の状態まで戻す。※この時、息を吐く。
<注意点>
1)②の状態では、腰を反らず、お尻も上がらないように一直線になるようにする。
2)わきの角度は60度程度を目安にする。
背中のラインを綺麗にするバックスクイーズ
次に、背中を鍛える種目であるバックスクイーズをご紹介させていただきます。
バックスクイーズという名前にはなじみがない人も多いかと思いますが、トレーニングのやり方を知ると、一度は見たことややったことがある方も多いトレーニングメニューです。
バックスクイーズは、背中の筋肉である脊柱起立筋や広背筋を鍛える種目です。猫背を改善したい方にも効果的です。具体的には、背中にある下記の筋肉をバランスよく鍛えることができます。
僧帽筋 | 首から肩、背中にかけてある大きな筋肉です。ここを鍛えることで、姿勢の改善や肩こりの予防や解消に効果もあります。 |
脊柱起立筋 | 脊柱起立筋は少しわかりづらいですが、骨盤化や背骨から頭までの筋肉です。鍛えることで、姿勢の改善や美しい背中を作ることができます。 |
広背筋 | 背中の大部分を占める大きな筋肉です。男性では逆三角形の身体づくりには欠かせない部分です。基礎代謝の向上にも効果的です。 |
【バックスクイーズのやり方】
① うつ伏せになります。この時、両手は肩幅よりやや開いて前に伸ばし、足は肩幅程度に広げます。
② お腹(みぞうちくらい)から上体を起こしていきます。この時、前に伸ばした両腕を後ろに引いていきます(平泳ぎのように肩甲骨を寄せるイメージ)
③ 起こした状態を元に戻しつつ、両腕も元の位置に戻します。
<ポイント>
②の時に、しっかり肩甲骨を寄せるイメージで動かすことがポイントです。
腹筋を鍛えるクランチ
クランチは、皆様もよく見たことがあり、知っている腹筋を鍛えるトレーニングメニューです。
一般的なメニューではありますが、特別な道具も必要なく、腰を痛める恐れも少ない優れた種目です。
鍛えることができる筋肉は、下記となります。
腹直筋 | お腹の前面にある筋肉です。美しいシックスパックには欠かせない筋肉です。また鍛えることで腰痛の予防・改善効果もあります。 |
【クランチのやり方】
① ひざを立てて仰向けになる
② 両手を頭の後ろで組む。
③ おへそを覗き込むように、肩甲骨が床から離れる程度まで上体を起こす。※この時、息を吐く。
④ ゆっくりと②の状態まで戻す。※この時、息を吸う。
プロのパーソナルトレーナーと一緒に筋トレを行うメリット
ここまで、初心者の方が自宅でできる筋トレメニューをご紹介してきました。
もちろん、まずは重要なことは少しずつでもしっかり筋トレに取り組むことです。
ただ、1人で行っていると、自分では気づかないこともあり、またもっと効果的に筋トレを行って身体づくりを行うためには、やはりプロに見てもらった方が良いことも多くあります。
そこで、身体づくりのプロであるパーソナルトレーナーと一緒に筋トレを行うメリットを紹介させていただきます。
適切な種目の選択ができる
フィットネスジムに入会したての初心者が戸惑うことが数多くあるトレーニング種目(マシン)の中で、自分に必要なものを選ぶことです。幅広いマシンで様々な種目を行えるメリットがある反面、たくさんのマシンに圧倒されてしまい、何をどうすればいいか分からず挫折してしまう方も珍しくありません。パーソナルトレーニングではお客様に必要な種目を選択してご案内しますので、効率的に目標を達成することが可能です。
正しいフォームでトレーニングができる
狙った筋肉に刺激を与えるためには、正しいフォームでのトレーニングが必須です。動画などを参考にして実践される方が多いですが、同じフォームでできない、対象の筋肉に効いている感覚がないというお声をよく耳にします。原因として、その動きに慣れていないことも理由の一つですが、姿勢や柔軟性の問題であることが非常に多いです。その場合、事前にストレッチや姿勢改善のエクササイズを取り入れ、身体をニュートラルな状態にすることが効果的です。たった数分のエクササイズを実施するだけで、身体や動きには変化が表れます。
トレーニングの強度や回数を設定してもらえる
目指したい目標、目的が同じようなものでも、人はそれぞれで体の状態は異なっています。その為、その時点で取り組むべきトレーニングメニューの強度や回数は、違ってくると心得てください。
その人に合った強度や回数について最適な提案を行ってもらえることも、身体づくりのプロであるパーソナルトレーナーと一緒に取り組む大きなメリットです。
モチベーションが上がる
トレーニングに取り組むことが時にきついと思われることもあります。人間は弱いもので、やった方が良いとわかっていても、何かの理由を付けて取り組みから逃げてしまうこともあります。
そんな時に、精神的なサポートしてくれるパーソナルトレーナーがいることはとても心強い味方です。
身体は正直で、実際にトレーニングに取り組めば、必ず変化は現れます。その変化も感じることもモチベーションが上がる大きなポイントとなりますが、まずは取り組み自体に対するモチベーションを維持するためにも、パーソナルトレーナーは大きな存在になってくれるでしょう。
筋トレ初心者の方からよく聞かれる疑問や不安
筋トレだけでダイエットはできますか?
条件次第で可能です。条件とは、消費カロリー>摂取カロリーとなるよう収支をコントロールすること。これはダイエットの大原則です。どれだけ筋トレや有酸素運動を頑張っても、摂取カロリーが消費カロリーを上回っていては痩せません。逆にいえば、筋トレ+食事の改善でダイエットの成功率はグッと高まります。ポイントは、「制限」ではなく「改善」です。ダイエットに不向きな食材を適したものに変えるだけで、食事量を減らすことなくダイエットは可能です。
週に何回くらいのトレーニングが理想ですか?
目的や目標にもよりますが、週2回以上のトレーニングを推奨します。コンテストで好成績を収めることが目的であれば週5回以上が必要な場合もありますが、運動不足解消やダイエットが目的であれば、週2回でも十分な効果が期待できます。
どれくらいで身体の変化を感じられますか?
しっかりと継続することが前提ですが、脂肪の減少なら早くて2週間、筋肉の成長なら2~3ヶ月で変化を感じるでしょう。周囲の方々が気づくのは、その倍の期間が目安です。
食事で気を付けることって何ですか?
もっとも大事なことは、カロリー収支です。その次に3大栄養素のバランスです。身体は食べたものでできますから、ダイエットが目的でも筋肉増強が目的でも、この土台をしっかり固めることが成功には欠かせません。ただし、継続できなければ意味がありませんので、大きなストレスにならない程度で調整しましょう。
プロテインは必要ですか?
1日3食でバランスよくタンパク質が豊富な食材(肉や魚、卵など)を取り入れているのであれば、必要ではありません。体重運動量にもよりますが初心者の方であれば、体重1kgに対して1g~1.5gのたんぱく質が摂れていれば十分です。
筋トレをするとすぐにムキムキになりますか?
すぐにムキムキになる心配はありません。特に女性は体質的に男性より筋肉が付きにくいです。メディアで取り上げられるような方々の身体は、長年のトレーニングの成果です。初心者の方々がどれだけ本気で取り組んでも、数カ月程度でムキムキな身体になることはありませんので、安心してください。もし、継続していく中で気になり始めたのであれば、その筋トレを中断しましょう。強い負荷を与えなければ元の状態に戻っていきます。
筋トレ初心者の方にこそ、パーソるジムがお勧めできる理由を細かく解説したコラムもありますので、是非一度ご確認ください。
神戸・大阪で効果的なパーソナルトレーニングを行うには、スパーブルームに是非一度お越しください
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経験豊富なパーソナルトレーナーが、お客様のお身体の状態をしっかり確認させていただき、目的や目標に合わせて最適なトレーニングメニューをマンツーマンでサポートをさせていただいています。
トレーニング後には、ホテル内の専用スパにあるお風呂やサウナでリフレッシュしていくこともでき、他にはない特別な特典もついているため、皆様に喜ばれています。
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まとめ
今回のコラムでは、これから筋トレを始めてみようとされる初心者の方にしっておいていただきたいこと、取り組んでもらいたい筋トレメニューをご紹介させていただきました。
健康寿命を延ばすためにも、まずは初めて見ること、そして、少しずつでも継続していくことが大切です。
少しでも、お役に立てたら幸いです。